第1回事例研究会の内容 

学習部 のMさんが、感想の形で内容をまとめてくれました。

 2001年3月4日、「不登校によりそう−『学校が恐い』という言葉のむこうにあるもの−」というテーマで事例研究による学習会が行われた。この学習会は、子どもの居場所としての学校を考え、不登校を通して学校を見つめなおすことを目的としている。

 不登校の子どもによりそうために、教師はどう関わっていくか。提案者はレポートで、その視点として、
 
@親の苦しみに共感し、心の負担を軽くしていくこと。
 A不登校の子どもの心の仕事をサポートすること。
 B不登校の子どもや他の子どもの声を学校変革のヒントにすること。

を挙げている。

 
提案者は親と様々な手段で対話し、苦しみや辛さを理解しようとした。また子どもの心によりそい、教室だけではなく保健室や学校以外の施設などの場で、その子どもの心の育ち直しをサポートしていった。また不登校の子どもや、他の子どもの声にも耳を傾け、学校を変えるヒントにしていった。
 提案者は心の育ち直しが必要であったことから、不登校の子どもの心を癒すことを重視してきた。これからはこのまま癒すだけでよいのか、それとも頑張らせたはうがよいのかという投げかけがあった。
その投げかけを受けて「いやし派」「がんばら派」に分かれて意見交換が行われた。

「かんばら派」

「いやし派」


その他 

 その後様々な意見交換を経て…。 


などの意見が出された。
 論点を2つの視点に絞ったことから、様々な意見が出され、学習会は大いに盛り上がった。

 
私もこの学習会に参加し、「がんばら派」と「いやし派」のどちらがいいのか、考えてみた。しかし結論は出なかった。
 私はこの3月まで「障害」児学級の担任をしていた。一人の子は、4月当初は新しい環境に抵抗を示し、学校にはどこにも居場所がなくて、いつも教室を飛び出していた。毎日その子がしたいことは何でも一緒にして、ゆっくりと関わっていった。その結果、「障害」児学級には喜んで来るようになった。交流学級に行く時間も増えたが、まだ「障害」児学級ほどの居場所にはなっていない。水遊びやドッヂボール大会など、その子がしたがらないことは、無理やり引っ張ったり、少しでもできたら大げさにほめて気分を乗せたりして参加させた。でも無理に最後まで参加させず、その子のがんばりのきく範囲でがんばらせた。毎日この子にどこまでがんばらせればいいのか、悩むことが多かった。その子は離れた所にいても、見ていないようで周りをしっかり見ている。その子を信じて、時が熟すのを待つようにした。
 学校や家庭に限らず、どの子ども(大人)にも、とことん癒せる揚が必要なのではないか。その癒せる場を基地にして、人は学校や職場などに赴く。「いやされる」場があることで、「がんばる」場で戦うことができるのである。
学校や教師は、がんばら派であるべきか、いやし派であるべきか、一つに絞る必要はないのではないかと思う。私は、ある時は「いやし派」、またある時は「がんばら派」の顔を持って子どもに接していきたい。

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