四国旅行Chapter II 徳島→阿波池田 後半

二日目前半 徳島→見の越

行程

徳島→見の越→奥祖谷かずら橋→祖谷かずら橋→京柱峠→阿波池田(レンタカー)

通過市町村(通過順)

・徳島県
徳島市、佐那河内村、神山町、木屋平村、東祖谷山村、西祖谷山村、東祖谷山村
・高知県
大豊町
・徳島県
山城町、池田町

手記

・東祖谷山村



観光案内地図を使って説明をした方が楽であろう。
まず1番の場所が見の越である。酷道438号線はすぐに上の道を通り、一宇村を経て貞光へ向かう。一方酷道本家本元439号線は相変わらず東祖谷山村のメインストリート(祖谷街道)となり、バスでも行けない秘境中の秘境、奥祖谷かずら橋を通る。
その後、名頃、京上を経て左中付近にある分かれ道から左上の2番の地点へと向かう。この2番にあるのが世間一般に流布しているかずら橋である。これは東祖谷山村ではなく西祖谷山村にある。KAZは1から2へとすすみ、そして、3番、京柱峠へと向かうのであった。なお、酷道439は何故か祖谷街道をトレースするのではなく、京柱峠を通っている。
一つ注意しなければならない事がある。この地図は極めてウソツキである。この地図を見る限り、これらの行程は楽しいハイキングの様な感じで平坦な道をイメージさせるが決してそうではなく、平家の落人たる雰囲気を醸し出す為、道は常に1〜1.5車線、カーブは連続、おまけにあちこちで崖崩れ、あるいは崖崩れしそうな危険な状態にあったりする。


酷道クイーズ!!
ここは見の越の酷道438、酷道439分岐地点です。
どの道が438でどの道が439を示しているのでしょう?


正解
この二本の道を見れば明らか
なお、上が438で下が439ですけどね。
問題の写真で落ちる様に下ってるのがヨサクなんです。
路側帯の白線の途切れでやっと分かる程度ですけどね。
そういえば神山町の酷道193と酷道438の分岐も似たような感じやったなぁ
もう一つネタを言うと、上の写真の行き先表示で酷道439の方は「大歩危、かずら橋」と有りますよね。
でもどこにも「京柱峠」だとか況や439だと東祖谷山村の隣にあたる「大豊町」は全く表示されていません。もはや交通の定義(人々の往来する事)を逸脱している道と化していますね。
なお、東祖谷山村内の酷道439で、「大豊」の表示を見たのは京柱峠の入り口で一回だけ・・・

かずら橋

写真は撮ったけど省略、わざわざ見せる程のものじゃないし。
奥祖谷かずら橋では、徳島YHのルームメイトに再会した。神山では気づかれずに走り去られたが、ここではちゃんと話す事ができた。
奥祖谷かずら橋はまだ観光客も少なく、結構空いていた。一方通行じゃないし。奥祖谷のかずら橋は二重かずら橋と呼ばれて、男橋と女橋の二つがある。勿論、後者の方が小さいサイズなのだが。
よく、かずら橋は下が丸見えだから怖くて渡れないという人がいるが、それほどの落差がある谷でもないだろう。確かにかずら橋までの斜面は異常なまでに急峻で車を降りて橋に行くまでが一苦労ではあるが、橋をよく見ると、下にワイヤーが通してある(奥祖谷だとあからさまに分かるが、祖谷のかずら橋だと一見分からない。しかしよく見ると下を這うかずらの一本が明らかにワイヤーに色を付けた物であることに気づくであろう)

とりあえず

かずら橋から見た祖谷渓ということで。
これじゃあ、摂津峡とかわらんなぁ・・・

余談ではあるが、祖谷街道というのは異常なまでの道の狭さがあり、非常に難儀を極めた。下手に観光地化されているので車が多い。よって、幾度と無く離合困難に陥り、バックしたりされたりした。
名頃あたりで商店の前にジープが停まっていた。道は狭く、その横を車一台ギリギリで進めるぐらいだった、店の軒で話しをしていたジープの運転手もそれに気づき車をどけようとしてくれていた、が、それに気づかない儂は強引にその横を通そうとした。右手には鉢植えがあったりしてギリギリの所を通ろうとしたら、左のミラーがジープにぶつかった・・・
運転手は激キレとなり、とりあえず、車を安全な場所に動かしてから説教を食らう羽目に・・・

「ここは祖谷街道たい、初心者がボヤボヤそったらあかん!!!」

一応儂は当時初心者マークを付けていたので、それだけで済んだのだが、暫く凹んで車を飛ばす事が出来なかった・・・裏を返せば他の場所では車をビュンビュン飛ばしていたということになるのだが・・・
この祖谷街道(酷道439、県道東祖谷山城線)は1〜1.5車線の急カーブ連続の道である。それは集落内であろうが渓谷であろうが変わらない。しかも観光客が多く極めて危険な道である。
本当に、儂の様な初心者の通る道では無い。もしも、このHPを見て行きたいなぁと思った人がいたら、上級者ドライバーに連れて行ってもらうようにすることを勧める。下手な県外ドライバーが入る事は今回の様に地元民に多大な迷惑をかけるだけに過ぎないのだから。下手くそドライバーは片側一車線が常に確保されている192号線で簡単に池田に行けば良いだけの話だから。

・京柱峠

実は前回の事故で京柱峠を行くかどうかかなり迷った。京柱峠と言えばヨサクを代表する酷道中の酷道、必要となる運転技術は祖谷街道の比ではない。しかも、かずら橋を通って西祖谷山村まで進んでいた。実はこのまままっすぐ行ったら簡単に大歩危まで出ることができるのでこっちの方が圧倒的に楽なのである。わざわざ苦労な道を進むのか。しかも先ほど、地元民に迷惑を掛けて凹み気味な状態であった。あまつさえ、天気も悪い。峠の上なんかになると土砂崩れもあり得ない話ではない。あの道なのだ。充分あり得る話である。
まず、儂はこの日泊まる場所を決めようとした。東祖谷山村は携帯が完全に圏外であったが、西祖谷山村は電波が繋がっていた。まずは大豊町の常福寺YH、京柱峠最前線にあるYHである。しかし、この日8月11日、お盆前で、寺はお盆休みに入っていたのであった・・・
仕方なく、阿波池田のYHに目星を付けて電話をしないでとりあえず京柱峠を越えることに。京柱峠については、その後大歩危駅で書いた旅の手記から

そうこうするうちに日本屈指の難所、京柱峠を行くことになる。道は一車線、しかも登るにつれてガードレールもなくなり非常に疲れた。「いつまで登らせるねん!!」と思いつつ道は進むがいっこうに頂上には辿り着かない。アクセルとブレーキを踏んだり放したり、足も疲れて体もガタガタ。そして気が付いたら頂上に辿り着いていた。この上ない達成感を感じた。右(高知県)も左(徳島県)も絶景かな絶景かな、峠にはぽつんと茶屋があるが客は誰もいない。


京柱峠はこんなヘアピンばっかり


道は半分落石で埋まったような一車線


おまけに頂上付近になると道はダートと化す


到着、京柱峠
足回りにこびりついた泥が行程の険しさを物語る


景色は絶景、どちら側も見渡せてまさに峠である

峠は登ったら下りねばならない。この下りもまた険しかった。九十九折りの連続、馬鹿みたいに狭い集落、そして道は高松と高知を結ぶ幹線「国道」32号線に合流する。ヨサクはその後、32号線と分岐して本山町へと進むがそれは明日の話となる。
今日はとりあえず大歩危の方へとすすむ。
大歩危小歩危と言えばかつての難所であるが、今は常に50km制限の付いている立派な道路である。カーブが多いものの、常に高速走行が出来る分、酷道と比べると100歩も200歩も先んじている。
ところが夕方、大歩危付近で夕立に見舞われることになった。丁度その時、大歩危駅前のロータリーで京柱峠の疲れを癒していた。その時に友人Sに携帯で電話してタイムリーに京柱峠の驚異に就いて語り、阿波池田YHに電話を入れて飛び入りの予約を取ったのである。時間は16時・・・今考えると極めて迷惑だったなぁ・・・今回の旅行は人に迷惑を掛けてばっかりやわ。
32号線を北上して池田町へ。阿波池田YHへは、池田町の中心地から池田ダムの上を走り、32号線の旧道(多分そうだと思う)を暫く走る。ここは一部1.5車線ぐらいの狭い道も存在する。そして、「西山」の表示に従い左に折れると、そこからまた完全一車線の九十九折り、断崖絶壁の落石ゴロゴロ道が現れた。ホンマ、四国の山って怖いわ、と思いながら登って登って登るとそこは極楽浄土を彷彿させるような集落が現れた、そこに今回泊まる阿波池田YHがあるのである。

ということで二日目は以上
次回予告
439ツアーをさらに続けるKAZしかし、四万十源流の呪いを掛けられたKAZは一匹の蠅に今回の旅最大のピンチに陥れられるのであった
3日目 阿波池田→松野 乞うご期待

二日目前半 徳島→見の越

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